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【ご案内】3月20日ふくしまの記憶と祈り~大地と空の物語~開催決定!

私たちの生きることの意味が揺さぶられた東日本大震災と原発事故から5年が経とうとしています。福島に居た人、福島を離れることになった人、福島を訪れた人、遠くから福島を考えた人、一人一人に「如何に生きるか」が問われてきました。誰もが傷つき、試された時間でもあり、矛盾に耐え、我慢し続けてきた時間だったと思います。
私たちは、3.11で犠牲になられた方、今もご苦労が続いている方、未来へ向かって歩んでいる方、この福島の地への祈りと願いを込め、すこしでも福島のみなさまが癒される時間を持ちたいと思い、今年で三回目の復興支援イベントを開催することとなりました。

<開催概要>
 日  時  平成28年3月20日(日)午後2時~5時
 会  場  ミューカルがくと館
 内  容  ふくしまへの祈り 
         ギター演奏  渡辺隆、小林政貴、山岡祐子、渡邊華、森湧平
        ふくしまへの願い
         福島の話  田母神顯二郎
        福島の映像
         川内村と被災地  (鈴木康代)
 申込み&問い合わせ
        ふくしま再生プロジェクトの会 鈴木康代
        お申し込みをされる方は、メールかFAXでお名前、ご連絡を明記の上、ご連絡願えればと思います。
          メール skyasu39@ybb.ne.jp  FAX 024-942-6406       

 みなさまのご来場、お待ちしています。   

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「ふくしまの記憶と祈り〜大地と空の歌〜」開催のご案内

 東日本大震災から五年の月日が経とうとしています。今なお福島は多くの問題を抱えており、言葉にならぬご苦労が続いておられる方も大勢いらっしゃることと思います。たしかに未来を目指し、しっかりとした足取りで歩き始めた方も増えてはきましたが、福島の真の復興が実現するまでには、まだ長い道のりと多くの時間が必要であることは申すまでもありません。
 そのような過渡的な状況にある福島を少しでも応援するために、私たちは今年も復興イベントを企画いたしました。「宮澤賢治と<再生>の物語」(2014年11月)、「ふくしま、ひとしずくの物語」(2014年11月)以来、これが三度目の音楽イベントとなります。
 今回は、福島を中心に活躍されているギタリストの渡辺隆さんと「ギタリスタスあだたら」の皆さんをお迎えし、薫り高い演奏を通して、震災で亡くなられた方たちに哀悼の意を捧げるとともに、明日に向けて活力となるような時間を設けたいと思います。タイトルの「福島の記憶と祈り 大地と空の歌」には、福島に暮らす人々の様々な思いが、音楽の風に乗って世界をかけめぐっていってほしいという願いが込められています。記憶と祈り、大地と空がつながるとき、なにかが変わっていくことを期待しております。
 わたしたちの会は、震災直後から県内でボランティア活動を続けてきた鈴木康代を中心に、松岡正剛氏が主催するイシス編集学校で知り合った有志が集まり結成されたものです。これまでチャリティ・コンサートや仮設住宅訪問、被災地見学ツアー、月刊誌「エディットふくしま」の刊行などを通し、震災と原発事故で深く傷ついた福島の人たちに寄り添い応援する活動を行ってきました。
また福島の人たちの「声」や現状をできるだけ他地域のひとに伝えることにより、福島で起きていることを〝自分事〟として考えてくれる人たちを少しでも増やしていくことを目指してきました。
 こうした活動を通し、私たちもまた福島のみなさんに励まされ、力をいただいてきました。今回の企画は、そのささやかな恩返しでもあります。打ちとけた、アット・ホームな会にしたいと思っておりますので、どうかお気軽にお越しいただければと思います。
 みなさまのご来場を、心よりお待ち申し上げております。

            ふくしま再生プロジェクトの会 代表 田母神 顯二郎


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出演者  ギタリスタスあだたらメンバープロフィール

●渡辺隆
 東京にて宮崎七郎、大沢一仁両氏に師事。‘74年より2年スペインに留学、オスカーエスプラ音楽院に入学し、ギターをホセ・トマス氏に師事する他、楽理等を学ぶ。またアルコイにてホセ・ルイス・ゴンザレス。イタリアのガルニアーノにてO.ギリアのマスタークラスを2度受講。ファイナルコンサートにも出演する。帰国後は福島県郡山市を中心に演奏、教授活動に活躍中。日本・スペインギター協会理事。「スペインギター音楽名曲コレクション第1集」編集委員長。ギタリスタスあだたら主宰

●小林政貴
 2012年 松尾俊介氏にレッスンを受ける。 23才より渡辺隆氏に師事。 2012年からクラシカルギターコンクール、スペインギターコンクールなどに出場し研鑽を積む。 2014年より「ギタリスタスあだたら」のメンバーとして活躍中。仙台ギターグレードテスト1級取得

●山岡祐子
 2004年よりギターを渡辺隆に師事。「くるめギターアンサンブル」のコンサートマスターとして、更に3年前から活動を始めた女性4人のグループ「ドゥ・ノールギターカルテット」のリーダーとしても活躍中。音楽性豊かな演奏に定評があり、特にアンサンブルにおいては高瀬直之とのギターデュオpi-maで第20回日本ギター重奏コンクール2位入賞するなど高い評価を受けている。

●森 湧平
 県立福島医大6年。ギターを小学校3年より渡辺隆に師事 2015年は大学生として最後に挑戦した第40回GLC学生ギターコンクール大学生の部で高校の部に続き2度目の優勝。 2011年のスペインギター音楽コンクールでも見事第3位入賞を果たす。 2005年第27回ジュニアギターコンクール第2位、 2008年第32回GLC学生ギターコンクール高校の部優勝 2010第29回スペインギター音楽コンクール第3位 仙台ギターグレードテスト第1級取得ならびに審査員特別賞を受賞

●渡邊 華
 日大東北高校3年。ギターを小学校4年より渡辺隆に師事 2015年の8月に行われた第40回GLC学生ギターコンクール高校生の部で昨年に続く2年連続の優勝という快挙を達成した。その後、東京で「アルバロ.ピエリのマスタークラス」受講。4月の「看護フェスタ」での演奏会など、活発に活動している。 2011年第33回ジュニアギターコンクール中学の部銅賞受賞、 2012第34回ジュニアギターコンクール高校の部銅賞受賞。 2015年第36回ジュニアギターコンクール高校の部でも銅賞首席を受賞。 2014年仙台ギターグレードテスト1級取得

【News】 エディットふくしま4号、12月1月合併号刊行

エディットふくしま4号(12月、1月合併号)が刊行されました。

<内容>
・ 巻頭詩  噛む  ー 草野心平 -       
・ 特集 「新地方(ぢかた)学入門」 12月23日開催レポートを含む
・ ふくしまを結う     大熊町              
・ 福島の本棚      「震災と原発3 原発関連死」 
・ ふくしまへのメッセージ 
・ 福島の紙面から   11月中旬から1月中旬まで
 
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新春の福島をイメージした表紙をデザインしたのは緒方志郎さん。
福島の四季の変化を色合いだけで表現することに挑戦してくれてます。

・地方(ちほう)から地方(ぢかた)へ
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今回の特集は「“新地方(ぢかた)学入門”」。12月に東京公演(豪徳寺本楼)で開催した内容を加筆して掲載しています。
新渡戸稲造は、「農」の考えも深めています。“農”という字には、「つとめる・はげむ・いそしむ」という意味の他に、「あつい・てあつい・こまやか」の意もかつては含まれていました。福島の地に根差したものを考えるには、「農」がきってもきれないものになるだろうと思います。
福島の農業は、「一次産業」×「二次産業」×「三次産業」=「六次産業」化へ進んでいます。
新しいカタチを提唱するふくしまの農には、これからも注目していきたい。


・日々“福島で生きることの意味”と向き合う
昨年1年間で福島県の震災関連自殺は19名でした。岩手、宮城を入れた被災三県では22名。
福島が8割以上を占めています。この数字を見ただけで、福島の人々の置かれている状況を知ることが出来ます。
日々を生きる、それだけでも苦痛になっていく、この流れを少しでも変えられればと願ってやみません。

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福島の本棚は、福島民報社が編集をした良書「福島と原発3 原発事故関連死」についてです。
原発事故後のストレス、心身の変調、この先生きている意味が分からなくなるなどが多様な背景があると思いますが、死へ向かう方も多くいます。この本を通して見えてくる福島について代表・田母神が書いています。


4号の感想も届いています。

・ 本日エディットふくしま、届きました。いつもありがとうございます。
  今回の内容は、いつにも増して胸が締め付けられるようでした。  (福島市 女性)

・「エディットふくしま」を読むと、もう少し頑張ろうと励まされます。   (大熊町 女性)

・この度は、「エディットふくしま vol.4」 をありがとうございました。
 毎号、真剣に読ませていただいています。

 今回もずっしりとしていて、紙面を開くと、福島だった。
 どこでもドアではないですが、「エディットふくしま」を読むと私の意識も感覚も福島につながります。
 不思議な感覚。
 現実の福島と「エディットふくしま」の福島。
 おぼろげなのは現実の方で、クリアなのは「エディットふくしま」。
 鈴木さんの書かれた文章が、私に「真実」の受け渡しをしてくれているのだと思います。
 事実と真実は違うと良く言われるけれど、
 「真実」には、人やこの世のまるごとすべてが現れるのだと思います。

 次号も期待しています。本当にありがとうございました。         (東京都 女性)


みなさま、どうぞご覧くださいませ。

「エディットふくしま」は無料配布しております。
・ 編集工学研究所     (東京都世田谷区豪徳寺)
・ わたす日本橋       (東京都中央区日本橋)
・ おだがいさまセンター  (富岡町仮設住宅内 福島県郡山市) 
・ 福島ミドリ安全株式会社 (福島県郡山市)
・ ネッツトヨタ郡山      (福島県郡山市)
・ 福島県立図書館

送付申込み先

 ふくしま再生プロジェクトの会 事務局 鈴木
 郡山市小原田4-12-13
 FAX 024-942-6406  E-mail skyasu39@ybb.ne.jp
プロフィール

事務局 

Author:事務局 
代表 田母神顯二郎
(明治大学文学部教授)

活動内容 (2013年~)
・「仮設住宅訪問活動(チャリティコンサート開催)」(富岡町、大熊町、浪江町など)
・「福島考え巡る1日企画実施(震災語り部と被災地ツアー)」
・「東京と福島を繋ぐ復興イベント開催」(明治大学、豪徳寺開催)
・「福島新発見(福島の知宝の掘り起し)」など

メンバー 8名
事務局 鈴木
所在地 福島県県郡山市

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