fc2ブログ

「エディットふくしま6号」刊行!配布中

ふくしまの内外に暮らす方々に福島の今と埋もれる宝を共有したいと考え作られた小冊子「エディットふくしま」。この度、3月の復興イベント「ふくしまの記憶と祈り」の開催レポートも掲載した6号を刊行しました。創刊から続く表紙の一字、今回は「響」。鎮魂と再生への祈りを込めたギターの音色は、色彩のあるメロディーが奏でられ、魂と共鳴する響きにも感じられました。そんな思いも込められています。

fukushima_06_hyousi.jpg
(エディットふくしま6号表紙)

◆新連載「ふくしまの逸格」は、福島に埋もれていた人や文化や歴史、その秘められた誇りをひとつひとつ掘り起こしながら、ゆるやかに知の鉱脈を辿っていこうというもの。田母神顯二郎が書き綴ります。第一回は、約500年ほど前に、福島で活躍した天才画家 雪村周継を取り上げます。

◆「ふくしまを結う」は、境界の守り神、船引のお人形様と郡山市日和田の蛇骨地蔵堂に伝わるあやめ姫の伝説に触れています。お人形様は、外来からの侵入者からムラを守ってくれるものですが、とても巨大なものです。今も船引町には人々の手で毎年作り直され残っています。福島には藁人形をあむ習わしが今も続いている地方があります。ムラの共同体の永続、再生の祈りを込めて、造られる人形です。近くで見ると神々しさを感じます。

◆ふくしまの本棚は『フクシマ発』著星亮一氏ほか。
郡山在中の星亮一さん。震災後も精力的に取材、執筆活動を続けています。戊辰戦争からの負の系譜など福島の地が抱えるものを問い続けている方です。
どんな内容か、どうぞご覧下さい。

oningyou1.jpg
(船引町 オニンギョウサマ)

あやめ姫の伝説 郡山市日和田町の蛇骨地蔵堂には、あやめ姫の伝説が残ります。郡山は、何百万年前は沼地だったといいます。その名残か、松尾芭蕉も花かつみを探しにやってきたところ、沼地が広がっていたと書いています。この伝説も沼に由来しています。この話は、今の私たちにどんなメッセージを伝えてくれるのでしょう。
ayame2.jpg
(郡山市日和田町 蛇骨地蔵堂のあやめ)



◆「エディットふくしま6号」 2016.6.25刊行

 <目次>
 ・巻頭詩

  われわれは一本の木につながる葉である。人類という木に 
                      『パブロ・カザルス 喜びと悲しみ』

 ・ふくしまの逸格 第一回 雪村周継
 ・ふくしまを結う  お人形様とあやめ姫  
 ・イベントレポート ふくしまの記憶と祈り
 ・ふくしまの本棚『フクシマ発』星亮一ほか 現代書館 2015年
 ・ふくしまの“紙面”から 4.5月 
 ・編集後記

◆無料配布中 

◆購読申込            
  メールアドレス skyasu39@yahoo.co.jp  鈴木宛
  FAX       024-942-6406

 ※上記申し込み先に、お名前、ご住所、郵便番号、電話番号を明記の上、
   「エディットふくしま」申込みとお書きいただき、ご連絡ください。

◆配布先
  ・ふくしまの本の森プロジェクト
  ・福島県立図書館
  ・郡山市立美術館
  ・郡山市立図書館
  ・福島市立図書館


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

事務局 

Author:事務局 
代表 田母神顯二郎
(明治大学文学部教授)

活動内容 (2013年~)
・「仮設住宅訪問活動(チャリティコンサート開催)」(富岡町、大熊町、浪江町など)
・「福島考え巡る1日企画実施(震災語り部と被災地ツアー)」
・「東京と福島を繋ぐ復興イベント開催」(明治大学、豪徳寺開催)
・「福島新発見(福島の知宝の掘り起し)」など

メンバー 8名
事務局 鈴木
所在地 福島県県郡山市

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
QRコード
QR